41チームがエントリー。毎日新聞に選抜女子駅伝北九州大会の記事

1月8日の毎日新聞西部版に「第33回選抜女子駅伝北九州大会」の記事が掲載されました。一部を転載します。なお、エントリー全チームのナンバーカード▽チーム名▽登録選手は後日、お伝えします。

新春の北九州路で女性ランナーがタスキをつなぐ「第33回選抜女子駅伝北九州大会」が23日、北九州市小倉北区の小倉城歴史の道を発着点に、八幡東区前田で折り返す27・2㌔(一般5区間、高校6区間)で開催される。昨年は新型コロナウイルス感染急拡大のため、大会直前に中止、選手たちは「2年分の情熱」をレースに注ぐ。エントリーは一般16チーム(オープン参加含む)、高校25チームの過去最多となる41チーム。なお、実行委員会は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、沿道での応援自粛を呼び掛けている。
■一般の部■
デンソー(三重)の2連覇を、この大会で優勝経験があるユバーサルエンターテインメント(千葉)、九州ナンバーワンの九電工(福岡)が阻めるかが、レースの焦点だろう。
デンソーは昨年11月の全日本実業団女子駅伝で3位に入賞、総合力では筆頭だ。昨年9月からは北九州市立高を強豪校に育てた荻原知紀監督が指揮を執り、コースも熟知している。ユニバーサルエンターテインメントは全日本で7位、ベスト8に与えられるシード権を5大会ぶりに獲得するなど上り調子。九電工は全日本で14位、地元での雪辱を期す。
また、「全日本出場組」の岩谷産業(大阪)、京セラ(鹿児島)、ニトリ(埼玉)、キヤノン(大分)も入賞を狙い、予選で敗れた肥後銀行(熊本)、宮崎銀行、コモディイイダ(東京)は強豪の胸を借りる。地元中の地元、TOTO(北九州市)も地の利を生かして上位をうかがう。
大学勢では全日本大学駅伝3位の拓殖大(東京)が有力。台風の目となりそうだ。その他、大阪学院大、東海大(神奈川)もエントリーした。
オープン参加ながら「名城大・松山大・豊田自動織機TC」連合チームにも注目したい。東京五輪1500㍍で日本人として初めて決勝に進出、8位入賞を果たした田中希実選手(豊田自動織機TC)や大学日本一の名城大(愛知県)のレギュラー、高松智美ムセンビ選手と和田有菜選手を擁す。順位は付かないが、先頭争いに加わるかもしれない。
■高校の部■
今回もトップレベルのチームがひしめく。師走の全国高校駅伝の入賞ベスト8のうち、6チームが参戦予定だ。
優勝争いは全国大会(5区間・21・0975㌔)を1時間8分台で駆け抜けた3校が軸の展開か。全国2位の大阪薫英女学院は2年生中心のメンバー構成で勢いがあり、同3位で大会3連覇を狙う神村学園(鹿児島)は絶対的なエースのカリバ・カロライン選手を擁す。同4位の立命館宇治(京都)は都大路1区2位の村松結選手をはじめ、穴がない。この3校はチーム力に遜色がなく、激戦が予想される。
「3強」を追うのが、全国5位の興譲館(岡山)、同6位の須磨学園(兵庫)。ともに、この大会の常連校でコースにも精通しており、選手起用がピタリとはまれば、頂点に立つ可能性も十分だ。
神村学園以外の九州勢では全国8~10位の諫早(長崎)、北九州市立、千原台(熊本)に期待したい。なかでも地元の北九州市立は目標の入賞を逃した全国大会の雪辱に燃える。

 

 

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